母が本当に体調が悪くてキツかった時でも、母を放って飲みに行ったり

世間では、よく、女性は自分の父に似た人と結婚する、と言いますが…
悪い意味でそれが当てはまる人、って…やはり居るのでしょうか。
私の両親は離婚しています。私が成人してから離婚したので、いわゆる、｢熟年離婚｣というものです。
父は、私達、子供に対しては、親の責任は果たしてくれたとは思いますが、母に対しては、手足を出す暴力はしてなかったですが(母の身体にアザがあったとか腫れてるとかはなかったから、暴力はしてなかったと思う)、言葉や行いでは、しょっちゅうひどいことをしていました。今で言う、｢モラハラ｣というものです。
高校時代、父の友人達が家に来た時、父は、友人達の前で、母が作った料理をバカにし、それで、友人達の笑いを取ろうとしたのを見たことがありました。
そのようなことは、二度三度ではなかったようでした。
母は病気がちで、私が高校時代からも通院、入退院が多かったのですが、母が本当に体調が悪くてキツかった時でも、母を放って飲みに行ったり、退院したばかりの母に、治ったら仕事に戻れと言ったり、そのようなことを、しょっちゅう、されたり言われたりしていたようでした。
両親も歳の差婚で、けれど、両親の場合、母のほうがかなり年上でした。
だからなのか、母は、強い人で、負けずに言い返してはいましたが、それでも、ただの夫婦ゲンカとモラハラは違う、ただのケンカではない、誰が見聞きしても明らかに、確実に、母の人格をすべて否定した言葉、人間とは思わない行為に、身体も精神も蝕まれていき、離婚に至ったのだと思います。
うちのボケは…そんな父に、何から何までそっくりです。
手足での暴力はありませんが、言葉での暴力を振るうところ、それを、人目ない密室でするところ、そうやって妻を追いつめるところ、口がうまく、人前ではいい人でしか通っていないところ、なにもかもそっくりです。
父は、本当はそうやって、言葉で母を追いつめていた、母が体調悪い時でも、放って飲みに行くのはしょっちゅうだったのに、他人には、おれはずっと病気がちの妻の世話をして来たなどと言ってますし、きちんと働いて来たし不倫もしたことないと言ってます。当然のように、それを聞いた、本当のことを何も知らない他人は、父をいい人だと信じこみます。
ボケも、そっくりなことをします。本当のことを何も知らない他人には、本当のこととは逆のことを言い、自分はいい人だと自信満々にアピールします。
私は、｢夫｣としては、最低、最悪だった父に、何から何までそっくりな男に当たり、母が父にされたと同じつらさを受けています。
良い意味で、父に似た人と結婚した人は良い人生になるのでしょうが、悪い意味で、父に似た人と結婚した人間は、当然のように不幸です。