デスノート
第24ページ
「李修度」——この名前は永遠に覚えておくべきだ。
もし誰かが私に不忠を働いたり、私を失望させたりしたなら、その名前はこのノートに書き込むことにしている。一筆一筆が無形の刑罰のようで、今日は「李修度」という名前がこのノートに刻まれる運命だ。

私は本当はこんなことをしたくなかった。彼の笑顔はいつも魅力的で、その眼差しもかつて私に温もりを感じさせてくれた。しかし、そのすべてはあの食事の後で変わった。その日、彼はテーブルの前に立ち、私に微笑んでいたが、突然、その笑顔の中に深い虚偽を感じてしまった。

私たちは一緒に夕食を取っていた。雰囲気は本来、リラックスしたものであるべきだったが、彼の行動は私にますます不安を感じさせた。そして、彼がそのチキンブレッドを手に取った瞬間、私は彼の手がわずかに震えているのを見た。そのまま彼は迷うことなくそれを口に運んだ。

時間が止まったような気がした。チキンブレッドは彼の口の中で回りながら、彼がそれを飲み込む過程は異常にゆっくりで、まるで彼が噛むたびに運命の到来を引き延ばしているかのようだった。次に彼が大きな一口を飲み込もうとしたとき、私は彼の目が急にぼんやりとし、呼吸が荒くなり、顔色が赤から白に変わっていくのを見た。

その瞬間、私は知っていた。運命の手が静かに伸びていることを。

李修度は突然喉を押さえ、唇がかすかに紫色になった。彼は必死に詰まった食べ物を咳き出そうとしたが、そのチキンブレッドはしつこい敵のように、彼の気道を完全に塞いでいた。息をする度に、彼の呼吸はどんどん重くなっていく。周りの空気はまるで凝固したかのように感じられ、彼の目は徐々に光を失っていった。

私は彼の必死に抵抗する様子を見守っていたが、心の中に一片の同情も湧かなかった。結局、すべては彼自身が引き起こしたことだからだ。彼は咳き込みながらも必死に抗い、まるで深い海の中で足掻く魚のようだった。どんなに奮闘しても、浮かび上がることはできない。

次第に彼の意識は薄れていき、両手は空気中を無駄に掻きむしり、助けを求めて何かをつかもうとしていた。彼の目には恐怖と無力感があふれ、まるで反撃の余地のない獲物のように、運命の罠に閉じ込められていった。

最終的に、彼の体はゆっくりと力なく倒れ、胸はもう動かなくなり、呼吸は完全に止まった。チキンブレッドは、結局彼を連れて行ったのだ。