散々金銭問題で迷惑かけられ、とんだ金食い虫だったが、死ぬことで私たちを幸せにしてくれた

叶うと信じて書きます。

旦那が上の子を保育園へ送り出勤。
私は下の子のお世話と家事をして過ごす。
保育園お迎えの時間になり、下の子を連れて上の子を迎えに行く。
先生たちと楽しくお喋りして別れ、車に乗り、エンジンを掛けようとしたところで旦那の会社から着信。
業務で社用車運転中、信号待ちの際に大企業のトラックに突っ込まれたと。
ドクターヘリで大きな病院に運ばれたとのこと。
私は急いで母に連絡して事情を話し、子どもたちをお願いする。子どもたちを実家に預け、病院へ向かう。私にも良心はあるが、状況が飲み込めず涙は出ない。
病院に着き、案内された場所へ向かう。
待合で待っていると、医師数人が出てきて話し始める。やれることはやったが助からなかったという話だった。

旦那は呆気なく逝ってしまった。

その後暫くは色々な手続き等で大変だったが、母や実家の家族、旦那の会社の協力で乗り越えた。

事故の相手側からと労災の保険金で大金が入り、育休中でも、育休明け時短勤務でも余裕で生活できた。

息を吐くように嘘をつく男で、散々金銭問題で迷惑かけられ、とんだ金食い虫だったが、死ぬことで私たちを幸せにしてくれた。

死神様、ありがとうございます。