一人目出産の時

一人目の子を出産するまで妊娠中も労りもなく、かなり酷い扱いをされていた。
お陰で切迫早産で２ヶ月近く入院。
ようやく退院できたと思ったら、毎日職場の人間との飲み会後、深夜2～3時なのに自宅に突然つれてきて、寝ている私を起こし、「おい、つまみを適当につくれ！」だとか「酒を用意しろ！」だとか言い朝方まで動きっぱなし。
結局帰るのも朝で片付けなどする私はクタクタ。
そんな毎日で、その日も朝まで宴会があり寝不足のフラフラで病院の健診へ。
血圧が異常に高くて寝不足だと伝えると、そのせいだと先生に怒られる私。
自宅に帰るとそのまま陣痛。
夜になると痛みが強くなったので帰宅した旦那に乗せてもらい病院へ。
朝まで飲んで仕事へ行っていた旦那も勿論寝不足。
私が陣痛中、ひたすらイビキをかき隣で爆睡。
職場に「妻が陣痛だから明日は休みます」と連絡。
なのに、ひたすら寝てるだけ。
翌朝になっても産まれず、寝不足の身体だったため体力的にも限界で、血圧もギリギリの状態。
結局「赤ちゃんもお母さんも弱ってきてて、血圧が高くなければ色々手段はあるんだけど、異常値だから帝王切開しか選択肢がない。」と言われ、緊急帝王切開。
本来なら旦那にも同意をもらうものだが、爆睡してるため母親に連絡をして確認し、同意を得て手術。
本当に役に立たないというより、邪魔だった。
存在が恥ずかしかった。
旦那に寝不足にされ、血圧が高くなり帝王切開に追い込まれたのに、出産後「帝王切開は産んだことにはならない…出してもらった感じ」などと発言。
いきなり切ることになり、かなりの長時間寝ていなくてクタクタなのに、出産後すぐに旦那の親友一家を部屋に呼ばれた。
ボロボロだし尿管つながれて、寝返りすら出来ないのに。
その時は良い旦那のスイッチON。
いかにも協力して見守って、いきなり手術することになって…と寝てたくせに説明。
何年たっても忘れない。
忘れたくても恨みが強すぎて忘れられない。