こういう時に寄り添える夫と結婚した人が心底羨ましい。そんな風に思った

10年前に父が亡くなり、当時父の使っていた自転車を私が引き継いだ。
壊れても直し続けて、10年大切に大切に乗ってきた自転車。
とうとう安全に支障が出てきてしまい、買い換えることに…。

自治体の業者さんに持って行ってもらうことになったのだけど、その前日に事件は起きた。

最後だからお礼を込めてキレイに自転車を掃除して、自転車とお別れしようと思った私。
色々と父とのことを思い出しながら掃除していて、私は泣いてしまったんだけど、それを見て夫はバカにしたように笑ってた。

あんたも親が死ねばこのきもちがわかる！って言ったけど、その時が来てもアイツにはわからないかもしれないな。
だってバカだから。
あっちの親もバカだし。大嫌い。

こういう時に寄り添える夫と結婚した人が心底羨ましい。そんな風に思った。

父の形見とのお別れの時にとんだケチをつけられた気分。

もう形は無くなってしまうけど、写真におさめたし、父の遺影をバッグにしのばせて近所を少しだけラストランしてきた。

夫を捨てたい。