一度、本当にどん底に堕ちてしまうと、もう二度と、そうなる前の状態には戻れない

大金や贅沢な生活を望んだのではない。
ただ、やさしくされたかった、一人の人間として付き合ってほしかっただけ。
あれが、自信満々に大口叩いた、その通り、特に、親や親族との関係は、リードしてほしかったし、何かしてくれた、という、満たされる思いがほしかった。
任せとけ！！、自信満々に胸叩きながらデカイ口叩きやがった、その通り、あの人に任せて良かったと思えるものが、たった一個でもほしかった。

けど。
何一つ、叶わなかった、手に入らなかった。
デカイ口叩いて、自信満々に、ついてこい！！なんて言ったくせに、買い物一つ、外出一つ、リードできない。
どうしよう、どうしよう、どうする、どっちでもいいよ、何一つ、決められない。
任せとけ！！、なんて、胸叩きながら自信満々に言いやがったくせに、その通り、任せても、何一つまともにできない。
良かった、と思える結果が、ただの一個だってない。

人生、６０からでも７０からでも、いくらでもやり直せるし、あらたなことに挑戦できる、なんていうけど…
逆に、その歳にならなくても、若いうちでも、一度、本当にどん底に堕ちてしまうと、もう二度と、そうなる前の状態には戻れない。
若くても年老いていても、修正がきかないことはある。
一度、そこまで狂ってしまったら、もう、死ぬまでそのまま。
芸能人でも、そうなってしまった人いるし…
悲しいけどつらいけど、それが現実。

私は。
このまま、満たされないまま、いつか人生を終える。
どんなに望んでも、本当にほしかったものは、もう、絶対に手に入らない。