明日か明後日、死んでよね

今日も帰るなり、電話でずっとしゃべってる。うるさいんだよ！あって話せや、つうか、消えろ。当たり前に帰ってくるな。今日は給料日、小遣い十万って、アホか。これで、ずーっとやって来た。あたしは働いても働いても１円も残ったことない。借金してお前に飯食わせ、おまえはめいいっぱいの満足生活してくれるから、公共料金も月8万払い、あたしなんてエアコンつけずストーブも部屋を暖めたらすぐ切り、寝るのももう何年と毛布一枚、部屋の電気も消して暗闇の部屋で過ごし、ご飯も何年と１日一食。お前はビールもタバコも１日山ほどあびてる。あたしも娘も、ボロボロの中古車に乗りお前は新車のダンプを買い、…何で同じ屋根の下にいるものがこんなに生活の差があるんじゃい。娘はよいとこ就職したのに、ちっとも裕福じゃなくかわいそう。ご飯だけはまともに食べさせるように、それだけは生まれた時からあたしの親としての役目と決めてるから、食べるだけはしてるけど、何一つ贅沢もしないし、生活にほぼいれてくれている。貯金も会社の積立てしかない。何とかしてやりたい。結婚も考えてるみたい。早く早く開放してやりたい。お金持たせて嫁にもいかせたい。あたしはこいつと結婚して、２度破産した。ほんとに、こいつにすべて人生壊された。再婚しなきゃよかった。娘、ごめん。運動会も家族旅行も、一家団欒も、ふつうの平凡な家庭で過ごさせてやれなかった。本当にごめん。こいつさえ死ねば、こいつさえ死ねば、娘も親もあたしの人生も、帰ってくる。もう充分だろ。はよ、しね。明日か明後日、刺されてしね。即死しろ。恨まれてるやつに刺されろ。即死。生命保険でつぐなえ。人生返せ。