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家に帰ってきてゆっくり座って、ただ座って、のんびりと悠々自適に過ごす夫とは違い、私は立派な小間使いになることを求められ仕事をしなければならない。
床に就けるのは日付が変わって1、2時間後。働くのは5時から。
「そんなの女なら、普通」と言う夫。
日中は、家計補助のため外に働きに出る。
夫が稼げない、動かないお陰で毎日しっかり休めないのに、健康を保てない私が弱いのだと言う。
外で働いて、また働くために家のドアを開ける感覚、夫は死んでも分からないだろう。
整理整頓されたモデルハウスのような部屋を維持している主婦が、ネットに沢山居るからと、我が家がそうではないのは私が怠慢しているせいだと言う。
余所の旦那も何もしていないのに、お前みたいな嫁を持った俺だけが扱き使われている、だって…。
夫が「普通」という言葉を使うと滑稽で、大体が女性を知り尽くしているかのような使い方しかしない。
私1人も見えてないのに、「女」や「嫁」と総称して表現するのはいい加減 笑いが込み上げてくる。
物を捨てられないで家中のクローゼットを埋めているのは私ではない。
下駄箱も然りで、夫の靴をしまうのに私の靴を捨てざるを得ない。
皮靴を履かなきゃいけない職種に就けもしないのに何足も並べ、手入れする姿も見たことがない。
どうせ、嫁がする事と思っているんだろう。
数年間使ってない物を捨てたいと言うと、頭がおかしいとまで言われ、それでも大掃除し、それなりに片付けた。
そこまでする理由が何処にあるか?
夫がモデルハウスのような部屋を求めているからではない。単なる生前整理。
そんなこと、夫が知るはずもなく毎年着々と進めている。
だから、いつ死んでくれても構わない。
私は仕事も、自由も、右耳の聴力も、それこそ人生の一部を失った。
離婚したところで、失ったものに見合ったお金は手に入らないから、さっさと保険金になって。
どうか、私に休息をください。
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主に会員の奥様たちに向けて書いているブログです。日時は更新した時間です。