触れればやめて、と迷惑そうに振り払われて、声を殺して泣きながら朝を迎えます

テレワークになりました。
わたしは彼に養っていただいているので、三食炊事洗濯掃除はわたしの勤めだと喜んで全うします。感謝されるのも嬉しいのです。

しかし、毎日何時間も何時間も、時には深夜まで大きな声で哄笑し通話されるのは、果たして常識的なのでしょうか。

そして食卓とは相手とのコミュニケーションの場だと私は思うのですが、食べる直前までに温めたスープはだいたい、冷え切ってから手をつけられます。

私の発言にはへえ、の一言で掻き消されてしまうのに、夜中の三時まで、同僚に語られる思想の熱っぽさとは。

触れればやめて、と迷惑そうに振り払われて、声を殺して泣きながら朝を迎えます。

わたしは一体何と結婚したのでしょうか？

わたしの生活とわたしの心の安寧を侵害した、彼と彼の環境を呪いたい。
彼が死んでくれたら、わたしは自由になれるのに。彼が死んでくれたらいいのに。
死んでくれたらいいのに。