周囲には嫌われないよういい奴ぶれる男が、なぜ妻の気持ちは一切考えないのか

あいつに欠如しているもの

『想像力』

不思議でならない。
自分が同じことをされたら当たり散らすのに平然と『俺なら気にしない』と言えることが。

傷つくわたしがおかしい。
怒るわたしが心が狭い。

周囲には嫌われないよういい奴ぶれる男が、なぜ妻の気持ちは一切考えないのか。

分かってる。自分に見る目がなかった。
あいつにとってわたしは、自分が利用するだけして吸い取るだけ吸い取る存在でしかない。