理想ではなくて、普通のことさえ求められない相手なんだな、やっぱりモラハラ亭主は

はじめて女性相談窓口に行った日の、わたしの言葉。
『世の中の旦那さんは普通、機嫌が悪くなったりしないんですか？？』

担当のDV専門家のかたは、「普通は」という言葉をよく使う。
『普通は、そんなに機嫌が悪くなったりしないものなの。普通は』

普通は、奥さんが落ち込んでいる時には、優しい言葉をかけて励ます。
普通は、夫婦のすれ違いは話し合いで溝を埋める。
普通は、相手の立場になって傷つけないように言葉に気を遣う。
普通は、普通は、普通は…。
わたしにとっては、その『普通』がファンタジーなんだな(つд⊂)
別世界にある理想郷みたいに。

理想ではなくて、普通のことさえ求められない相手なんだな、やっぱりモラハラ亭主は。
『家に旦那さんがいて、ホッとする』
そういう、何気なくてあたたかい「普通」が良い。
『理想』ではなく、それが『普通』だなんて…。
いつも夫の顔色を伺い気を張って疲れるくらい気遣って…自分を押さえて謝り続けて、それが普通ではなく『異常』だったと……この長い結婚生活を振り返る。