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もう終わった、ちょっと過去の話。
2年ほど前、仕事や家事のストレスと疲れから風邪をこじらせ、急性気管支肺炎を起こしてしまった。病中はまともに呼吸が出来ず、発熱と酸欠で意識は半分くらいアッチの世界。苦しくて咳き込むと胸に焼けつくような激しい痛みが走る。健康時なら何ともない、トイレや洗面所までの数メートルの移動も息が苦しくて辛い。入院こそ何とか免れたが、点滴のために治るまで毎日病院へ通わなければならなかった。しかしそんな状態で自力で動けるわけもなく、恥を忍んで旦那に車を出してくれと頼んだ時のこと。
『はぁ…近いんだから自分で行けよ。俺がやる必要ないし、そのくらいで死ぬわけでもないのにさ』
この時点でもう絶対に肺炎うつしてブーメラン投げ返してやろうと思ったが、次の一言でガッツリこじらせてからにしようと思った。
『だいたい、そんなに悪いなら自分から進んで入院するでしょ。もしかして、入院中に俺が自宅に女を連れ込んで浮気するとか疑ってるでしょ?』
前半部分は正論だし、入院を勧める医師に嫌だと言ったのは自分だから謝るしかないが、後半部分は全く意味が分からなかった。相変わらず斜め上3回転半バカだなと思った。とりあえず同等以上の肺炎の苦しみを味わえ、ついでに持病の喘息も併発してガッツリ苦しめ(そしてあわよくば逝ってくれ)と、薬はキチンと飲んでいたものの(飲まないと自分が先に死ぬから)、マスクも嗽も一切しない、手荒いも適当に済ませる『歩く生物兵器』に成り下がったが、残念ながらバカの白血球の方が強かったらしく発症しなかったため肺炎テロは失敗してしまった。
仕方ないので悪あがき。通院何日目かの点滴中に、病気そのものも苦しいが、何よりも主人に『歩く病原体』だの『手間のかかるお荷物』だのと当て擦りされて詰られる方が辛いし堪える。私がこんなでも平気で側でタバコふかすし、もうこのまま治らず死んでしまいたい(※要約)と、バカの言葉や事実を超キラッキラの超テンコ盛りにして担当医に涙ながらに訴えたら(ただし嘘は一切ついていない)、まだ仕事してる時間なのに即行で呼び出されてメッチャ怒られた上、看護師さんたちからも冷ややかな目で見られてた。ざまぁ。
次はうまくやる…けど、肺炎はもう嫌かも…
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