あの頃は私もどうかしてた。こんな奴でも別れたくない、と思った

奴とは結婚13年。子ども3人。会話ほぼ無し。ずっと家事も育児協力もほぼ無し。子どもの学校行事参加、皆無。暇があれば終日スマホ。自分さえ楽しければ良いオレ様な奴。

突然、奴は「(職場で)好きな人ができた」はぁ！？私、あんたのお母さんじゃないし！？ある時飲み会から帰宅せず、1ヶ月後にはそいつのアパートで朝迎えていたな。「裏切ってしまいました」なんて早朝ライン送ってきて。
あの頃は私もどうかしてた。こんな奴でも別れたくない、と思った。奴と相手との3人で話し合いの場を作り、相手には「妻子がいることを知ってたか」等、色々問い詰めた。もちろん、相手は奴が妻子持ちと知ってた。
3人で話し合いの後、奴が相手に真っ先に送ったラインに「守ってやれなくてごめんなさい」私には「◯◯(相手)を傷つけたお前が許せない」なんて良く言えたな。今まで一度でも私に謝ったことなんてないのに。
どうかしてた私は別れず奴との話し合いをしたが、その都度奴は「お前は俺には不似合いだった」とか「珍獣(私の事)は飼い慣らせなかった」とか、挙げ句には私に悪いから「重婚できれば良いのに」とかほざいてた。

今日も飲み会だった。たくさんある飲み会、奴は毎回楽しみにしてるが、人生の選択肢を間違えた私は毎回心配。住んでる所が田舎だから飲み会の度、行きも帰りの足も心配してる私はバカを越えて愚かだ。今日の行きは私が駅まで送った時「帰りは電車か誰か送ってもらえるか連絡して」と言った。22時にはラインで「帰りの足は大丈夫？」と送ったけど、既読ならず。終電過ぎた頃、心配になって電話した時も未読。(昔、飲み会で帰りは送ってもらえるはずだったがトイレに行ってる間に置いて行かれ、小雨の中、徒歩2時間かけて夜中に帰って来た事がある。タクシーは使わないケチな奴は(寝る前)携帯電源オフにしてた私に「何で電話出ねぇんだ！」と言ってきた)
そんな過去があるから眠いのを我慢して待ってた。が、返信無いし待ちくたびれた私は寝た。ふと目が覚めて「帰り大丈夫？」のラインを送ったらすぐ既読。電話したらすぐ近くで「もう帰って来とる」。寝てしまったし、裸眼0,02の私は奴の帰宅に気づかなかったが、「無事帰って来たのか…」と思った。奴はもう高いびき。時々止まる息。無呼吸だな。そのまま三途の川の向こう岸までどうぞ。奴と相手を怨み続ける生き地獄の日々から私はもう解き放たれたい。