20年前、実家から、嫁いだ町へ帰る途中で泣いてたっけ。帰るのが嫌で、用もないのに途中の本屋やスーパーに寄って時間をつぶしてた。今も変わってない。

実父の長寿の祝いで、実家の親兄弟と一泊旅行してきました。
ウチのダンナは、どこでも自分が目立ちたいだけで、主役(今回の場合は私の実父)を立てるということを知らず場がシラけるので、ダンナには「親が行きたがってた温泉旅行に付き合う」とだけ言い、実家には「旦那は仕事で忙しい」と言って、参加させませんでした。その方がダンナも気楽だとは思うが。そして、機嫌よく私を送り出してくれたダンナには、それなりに感謝している。旅行はとても楽しかった。楽しすぎたせいか、家族と別れ、自宅に向かう道中で、一人運転しながら泣けてきた。私が結婚したいと報告したとき、反対した兄姉。お兄ちゃんお姉ちゃんの意見をきちんと聞けばよかった。そうだ、20年前、結婚した当初も、実家や、独身時代通勤通学した街まで用事で行って、嫁いだ田舎へ一人運転して帰る道で泣いてたっけ。帰りたくなくて、用もないのに国道沿いの本屋やスーパーに寄って時間を潰してから帰ったっけ。数十年たっても、あの頃から何も変わってない。帰りたい。このド田舎じゃなく、20数年前に帰って選択し直したい。