お願いします、死んでください：その16

主人は気に入らないことがあると機嫌を悪くして逃げるので、仕事も続きません。
10年近く勤めた会社は1社だけ。その他は最短1カ月、長くて今の仕事が4年です。なんと、20回近く転職をしています。どうして転職していたの？と結婚時に聞いたところ、キャリアップや収入アップを約束されていたから、と言います。キャリアアップね、54歳でただの営業職。役職なし。収入アップ？今手取り25万ということはもともと5万円ぐらいだったんですか？

それでいて、プライドばかりが高く、自分が一番だ、一番すごい、周りはバカばっかりだ、というようなことを恥ずかしげもなく本気で話してきます。あなたの人生、誰がどう見ても完全に負け組なんですけど。まあ弱い犬ほど良く吠えると言いますので妙に納得してしまいます。

主人が相手にするお客様はお金持ちが多いようで、それを自慢してきます。あのお客はどこどこの社長で何の車に乗っていて、あのお客はお手伝いさんがいて…ああ、そうですか。
ほとんど話をしない主人なので、面白おかしく話をすることなんてできません。ただ、延々とお客の自慢をする。それを私が聞いて何の役に立つんでしょうか。
しかも友達でも、知り合いでもない、ただのお客と営業。その人脈さえ自分のものでもないじゃない。

ああ、うるさい。

貴方さえ死んでくれれば、無駄に高級な車は手放せるし、家のローンもなくなる。なにより貴方が居ないなんてどれだけ幸せなんでしょう、考えただけで楽しくなります。

早く死んでください。早く。