屑野郎の命日をシミュレーションしてみた。

土曜日の朝起きると、毎晩深夜に帰ってきているはずの屑野郎が帰ってきていない。

ゆっくり子どもと朝ごはんを食べていると、警察から電話がかかってくる。

どうやら夜道で轢かれ殺されたらしい。
素晴らしい1日の始まり、始まり。

食後の紅茶まで頂いて、部屋を掃除して、犬を洗う。ふわふわの犬が石鹸のいい匂いになり、こちらも幸せな気持ちに。

お気に入りの音楽をかけて、子どもたちに「ほら、早く宿題済ませちゃいなさい、土日はゆっくりしたいんだから、早めに終わらせておこうね？」なんて声がけして。

そしたら子どもが、「お母さん、早めに警察に行かなくていいの？」なんて言うもんだから、「こらっ、言い訳しないで宿題終わらせなさい？ 終わったらゲームしていいからね」なーんて、優しく諭してみたりして。

警察には何着て行こうかな。
先週買ってまだ着ていない、スカートにしようかな。

「さー、そろそろ行こうか？」って子どもに声をかけたら、「えーーめんどくさいー、まだセーブできないし」なんて、甘えられたりして。

あ〜そんな記念すべき週末が早く来ないかな。

死神様、どうか頼みます。
屑野郎の命は、オケラやアメンボに分け与えてください。